【エルメス】アンリアレイジ 2016年春夏コレクション – 反射を用いてリアルとバーチャルの狭間にアプローチ

エルメス

アンリアレイジ(ANREALAGE)の2016年春夏コレクションが、パリファッションウィークの初日である2015年9月29日(火)に発表されたエルメス コピー 財布テーマは、光を反射することを意味する「REFLECT」サウンドディレクション(音楽)には、ロックバンドサカナクションの山口一郎が参加した

これまでさまざまな発表形式をとってきたデザイナーの森永邦彦だが、今回はスマートフォンとヘッドホンを採用し、ショーを行ったエルメス ビジネスシューズ コピー参列者はスマートフォンで、フラッシュ撮影し洋服を鑑賞するまた音楽は、ヘッドホンを着用しないと聞こえないという斬新な環境設定だ

「目に映るものと、フラッシュ撮影して画面上で見るもの、どちらにもリアリティがあるその垣根を取りたいと思いました」と森永は話す

ランウェイ上に並ぶのは、グレーやホワイトなどをベースとした一見シンプルなものばかりしかし、スマートフォンで撮影し、画面で確認すると、無地がボーダーに、グレンチェックがタータンチェックに、ストライプが千鳥柄へと変化するまた、小さな三角をパッチワークしたフリルブラウスやTシャツは、万華鏡のようなカラフルな表情を見せる

本来、反射とは全く同じもの(柄や模様も含めて)が映るしかし、森永が目指したのは、そこに見えるもとは別のものを跳ね返すことそこで、道路標識や工事現場の看板で目にするリフレクト効果に着目し、日本メーカーと協業リフレクト効果のある糸を制作しジャカード織りのウェア、そして、フラッシュをたくと、別の色合いが顔を出す特殊フィルムをボンディングしたウェア、2種類の特殊素材を用いたアイテムを開発した力を注いだのは、日常生活にあるものをどこまで柔らかい布に落とし込めるか

このリフレクト効果以外にも、反射しているものがあるそれはウェアのフォルムスカートは天地反転させトップスに、パンツの股ぐりは反転させトップスに襟ぐりにまた本来中心にある襟元ボタンラインの角度をずらし、2着が対象に反射し合うワンピースやアウターも揃った

ショーで流れていた音楽は、表参道や代々木公園などで録音した環境音ヘッドホンで聞くと立体的に音源を再現できるバイノーラル録音を採用し、音の世界からもアンリアレイジワールドへと誘う

今回は、目で見えるものと画面越しで見えるものの間“リアルとバーチャルの狭間”から、ブランドの根底にあるのは「リアルとアンリアル」へアプローチを行ったと森永は語った